地方・地域、そしてそこで活動している高等教育機関のそれぞれが独自の文化を育んでいます。それらの文化を尊重し、それを活かす形で新しいものを導入してもらい、さらなる発展を図る。それが所属する学生の活き活きとした学びを産み出す。
そんな環境(サイクル)が、地方・地域を新しく創り出す。
私たちはそのお手伝いをさせていただきたい、との思いから一般社団法人Link pak研究所を設立しました。この趣旨に賛同していただける機関に会員になっていただき、お手伝いさせていただいたGood Practiceの交換などを通して、学生の学びに貢献させていただきたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。

代表理事 室 敬之


私たちは、地方や小規模な高等教育機関が置かれている状況を、社会的現象や近年の教育行政の動きから、以下の3つのキーワードを設定し、それに対して活動します。

① 大都市への人口集中

例えば私立大学の場合、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・京都・兵庫の8都府県で全体校数の 58%、全国の私立大学進学者の77%を占めています。人が集まるところにモノや情報は集中します。

② 少子高齢化

教育機関にとって少子化は大きな問題です。地域にとっても若者の数自体が減少の上、生産年齢に達した瞬間にその一定数の割合が大都市へ吸収されていきます。

③ 高度専門化

20世紀後半辺りから、あらゆる分野での発達・発展は目を見張るものがあります。10年前の理論が古典となってしまう分野も見受けられます。情報入手ルートも多岐に渡ります。20年前は2~4年で修得できた知識が、現在ではそれでは時間が足りないことは明白です。


私たちはこれらキーワードに対するソリューション活動を以下のコアビジネスで、会員校の皆さんにご提供させていただきます。

● 教育機関内の学務業務(教務、学生、入試、就職、情報システム、図書館業務等)の業務改善・ソリューション、システム化のサポート

国内のあらゆる業種・企業で人手不足が深刻化しています。教育機関も同様です。複数の大学の業務改善を手掛けた経験豊富なスタッフが、業務プロセスの分析・改善、学内のICT化や、学生募集活動など種々のお手伝いをさせていただきます。最少の人手で、学生や地域に最大限のケアが可能になる学内(組織)システムの構築を、各機関が育んできた独自の文化の尊重を前提として、ご満足いただけるご提案・サポートをさせていただきます。

● 地域貢献(学―産官)事業等のコーディネート・サポート

市町など自治体等との協定締結や産官から持ち込まれる多種多様な連携・貢献案件と学内との効果的マッチング、学校側からの連携・貢献案件の提案・企画について、経験豊富なフタッフがお手伝いします。遠く離れた自治体等ともICTを使っての連携が可能です。また、それらに関わる教員・職員の負担の軽減や仕事量の管理などのご提案・サポート、システム化もアドバイスいたします。

● 「知識の杜(一般教育科目のデジタル化)」の運営

どの地域の大学・短大・専修学校でも、その機関が看板に掲げている専門分野で学ぶ科目は大差ありません。しかし、大都市圏や規模の大きな教育機関に進学した学生は、その規模に見合う、多種多様な一般教育科目が履修可能となっています。しかし、地方や小規模な教育機関は、経費や人材の関係から開講科目数が必要最小限に抑えられているのが現状です。
 私たちはこの「一般教育科目」をデジタルコンテンツ化し、会員となっていただいた機関の履修希望の学生に対して「何時でも・何処でも(自宅でも)」学べる環境を提供し、教養を備えた人材育成をめざします。

● 地域間連携のコーディネート・サポート

当法人の会員校は、全国に点在します(大都市圏から地方まで)。そこでは同じ科目を学ぶ学生が存在します。そこで私たちは、学問を媒介として、異なる地域に在る会員校やそこで学ぶ学生をICTの力で繋げたいと考えています。それぞれの地域やそこで暮らす人々の持つ考え方や背景となる文化を元に交流する。教育機関だからこそ可能となる交流だと考えています。私たちは、この連携に対してもしっかりとご提案・サポートさせていただけるノウハウを持っております。


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